日本のIPアドレスを管理しているのは誰?

日本のIPアドレスを管理しているのは?

世界のIPアドレスを管理しているのは誰?」では、IPアドレスの管理を行う世界規模の団体について紹介しました。では、実際に日本国内でインターネットを使っているわたしたちにIPアドレスが割り当てられるまでの流れを追いながら、日本のIPアドレスがどのように管理されているかを見てみましょう。

 

IPアドレスがわたしたちに割り当てられるまで

ICANNの下に5つの地域インターネットレジストリ(RIR)があります。その中のひとつ、アジア・太平洋地域を担当するのがAPNICです。わたしたちの使うIPアドレスは、まずICANNからAPNICに割り当てられます。
APNICの下に存在するのが「国別インターネットレジストリ(National Internet Registry/NIR)です。日本国内のIPアドレスを担当するのは「JPNIC」という団体です。

※更に、JPNICの下には「ローカルインターネットレジストリ(Local Internet Registry/LIR)」が存在します。ローカルインターネットレジストリは、日本国内でエンドユーザにIPアドレスを割り当てます。
※一部の日本企業は、APNICから直接IPアドレスの割り振りを受けています。そのため、日本で使われているIPアドレスの全てをJPNICが管理しているわけではありません。

日本のIPアドレスを管理しているのは誰?

IPアドレス管理の中で混同しがちな「割り当て」と「割り振り」の違いについては、「IPアドレスの割り当てと割り振り」で詳しく解説しています。

 

まとめ

・日本のIPアドレスは、ICANNからアジア太平洋地域を担当するAPNICへ割り振られる。
・その後、APNICから日本国内を担当するJPNICへと割り振られる。
・JPNICからIPアドレスを割り振られたローカルインターネットレジストリが、エンドユーザにIPアドレスを割り当てる。