株式会社Geolocation Technology(旧サイバーエリアリサーチ株式会社)

1.2.5 プライベートIPアドレスの割り振り

プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)として使うIPアドレス

IPアドレスの管理組織により、以下のIPアドレスは、プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)として使うことが定められています(※IPv4アドレスの場合)。

  • 10.0.0.0~10.255.255.255
  • 172.16.0.0~172.31.255.255
  • 192.168.0.0~192.168.255.255

上記のIPv4アドレスはグローバルIPアドレスとして使用されることはありません。また、上記以外のIPv4アドレスをプライベートIPアドレスとして使用することもできません。
プライベートネットワーク(ローカルネットワーク)内の機器同士は通信することができますが、プライベートネットワーク内の機器は、インターネット上の機器とは直接通信することはできません。
プライベートアドレスはプライベートネットワーク内でしか使えない プライベートネットワーク内の機器がインターネットにアクセスするためには、「ネットワークアドレス変換」という技術が使われます。
これについては「1.2.4 NAT・NAPTとIPアドレス」で詳しく紹介しています。

プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)の利点

プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)にはさまざまな利点があります。 まず、IPアドレス空間全体に対するメリットとして、グローバルIPアドレスの浪費を防ぐという点があげられます。
インターネットの急激な発展により、IPv4アドレスの枯渇という大きな問題が浮かび上がりました。その際に、インターネットに直接接続する必要のないプライベートネットワーク上では、プライベートIPアドレスを使うという取り決めがされました。
IPv4アドレス枯渇問題に関しては、「3.2.1 IPv4アドレスの枯渇とは」で解説します。

これとは別に、IPv4アドレスの浪費を防ぐ方法として、CIDRという新しい割り当ての方法が考えだされました。これは「1.2.2 CIDR (Classless InterDomain Routing) による割り当て」で詳しく解説しています。

一方、IPアドレスを使う個々のユーザにとっても、プライベートIPアドレスを使うメリットがあります。
その一つが、セキュリティの確保です。プライベートIPアドレスはインターネット上で使うことができません。そのため、プライベートIPアドレスによるネットワークは、インターネットから切り離され、意図しないユーザによるアクセスやハッキングなどの被害から守られます。
また、プライベートIPアドレスはグローバルIPアドレスと異なり、IPアドレス管理団体の許可をいちいち取らなくても使うことができるというのも利点の一つです。

まとめ

  • プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)として使うIPアドレスは決まっている。
  • プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)には、IPv4アドレスの浪費を防ぐという利点がある。

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