株式会社Geolocation Technology(旧サイバーエリアリサーチ株式会社)

1.1.3 IPアドレスクラス

5つのIPアドレスクラス

「IPアドレスクラス」とは、IPアドレスの分割方式の一つです。
インターネットの普及初期、IPアドレスの割り当てはアドレスクラス単位で行われていました。インターネットの普及に伴い、この方式には問題があることがわかり、現在は異なる割り当て方式が使われています。アドレスクラスによる割り当てについては「1.2.4 クラスを使った割り当て」をご覧ください。

IPアドレスは、5つの「アドレスクラス」に分けられました。5つのクラスは、IPv4アドレスの最初の数桁を確認することで判別することができる仕組みになっています。クラスA・クラスB・クラスCは、ネットワーク上で使うためのIPアドレスで、ネットワーク部とホスト部の長さがそれぞれ異なります。クラスDとクラスEには、クラスA~CのIPアドレスとは異なる特別な用途が与えられています。

クラスA

クラスAは、ネットワーク部が8ビット、ホスト部が24ビットのIPアドレスです。ネットワーク部の先頭が0で始まります。使用できるネットワークは全部で126個しかありませんが、それぞれのネットワークに約1600万台のホスト(コンピュータ)を接続することができます。
ひとつのネットワークにたくさんのコンピュータを接続する必要のある、大きな組織やISP(インターネットサービスプロバイダ)の利用を想定しています。

IPアドレスの表記のしかた クラスA

クラスB

クラスBは、ネットワーク部が16ビット、ホスト部が16ビットのIPアドレスです。ネットワーク部の先頭が10で始まります。使用できるネットワークは16,384個、それぞれのネットワークに接続できるホストは65,534台となります。

IPアドレスの表記のしかた クラスB

クラスC

クラスCは、ネットワーク部が24ビット、ホスト部が8ビットのIPアドレスです。ネットワーク部の先頭が110で始まります。使用できるネットワークは約209万個で、それぞれのネットワークには254台のホストを接続できます。小規模の組織やネットワークでの利用を想定しています。

IPアドレスの表記のしかた クラスC

クラスD・E

クラスD・EのIPアドレスはクラスA~Cと違い、利用目的の定まった特殊なIPアドレスです。 クラスDは、IPマルチキャスト用のIPアドレスです。最初の4ビットが1110ではじまり、残りの28ビットがマルチキャストグループアドレスを表しています。

IPアドレスの表記のしかた クラスD
クラスEは、最初の4ビットが1111で始まるIPアドレスです。クラスEのIPアドレスは実験的な目的のために予約されていて、実際に使われることはありません。 IPアドレスの表記のしかた クラスE

まとめ

  • IPアドレスは、クラスA~クラスEまでの5つの「クラス」に分けられている。
  • クラスA~Bは、ネットワーク部とホスト部の長さによって分けられている。
  • クラスDとクラスEは、利用目的が決まっている特殊なIPアドレスである。

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